治療院の選び方

・まずは「プロフィール」を


HPやパンフレットやタウン誌など様々なところにカイロプラクティックの治療室の宣伝を見かけます。

まず、第一に見るところは「プロフィール」です。


カイロプラクティックを行うにあたっては学校で最低2年+インターンなどで数年それでやっと矯正がまともになってきます。

施術者がどんな学校で、どのくらいの時間勉強したか、重要です。

賞状等も注意してみてください

「米国○○大学 解実習終了」
「ハワイ○○大学 ・・・・・」
という免状のようなものは
一週間程度アメリカに旅行に行って(観光ビザで)解剖の実習を受けただけです(多くて3日程度)
カイロの資格ではありません。
免状でもありません
海外留学でもありません。
講座を受けた修了書です。
それ以上の意味はありません。

私も解剖学の授業の一環で実習を見学したことがを何度か受けたことがありますが
そのことを経歴に書く必要はないと思っています。

 

・簡単に学べる?


はっきり言いますと
カイロプラクティックは非常に難しいです。
簡単に出来るようにはなりません。

前述したとおり
私は学校で二年
インターンで4年
それで様々なセミナーに出席して
ようやく出来るようになっています。
何年もかかりながら今に至っています。

「簡単にカイロプラクティックが学べる」
と言うところがあるとしたら注意してください。
そこでは「カイロを簡単に学んだ人が施術を行っています。」

 

・マットレスを売りますか?


当治療室でマットレスは売りません

聞いた話によると
10万以上のマットレスを勧めるところがあるようです。
また、販売員を養成するところもあるようです。

はじめからマットレス販売目的ならばマットレス屋でありカイロプラクティックの治療院ではありません。

もし、
私が背骨を矯正しても
今までと同じ布団に寝ていたら
同じことの繰り返しで
背骨が歪んでしまいます
このマットレスを使えば背骨が伸びる!!

と言われる事があれば注意してください。


個人的に寝具は、固めのマットレスに、普通の布団で十分かと思います
布団屋か量販店でお買い求めください。

スプリングのベッドは電磁波の関係でおすすめしません。
ベッドが良ければ、硬いウレタンフォームのマットレスがおすすめです。

個人的にはマニフレックスというメーカーがお勧めです
ニトリでも固めのウレタンフォームあるならいいんじゃないですかね
また、私は商品の良い悪いにかかわらずマルチ商法(MLM)は私は好みませんのでマルチ商法の勧誘はいたしません。
勧誘も受けません。

個人的に商品が気に入って使っているならそれはそれでいいと思います

 

・NPO認定?


カイロプラクティックの宣伝で

「内閣府承認 NPO法人認定」 
など色々なものが載っているのを見かけることがあります

カイロプラクティックは
日本では国家資格ではありませんし
日本では国の認定ももらっていません

国家資格になったとしたのなら
「厚生労働省」になるのが筋です
(医師・歯科医師・マッサージ師・針灸師・柔道整復師は厚生労働省の管轄です)

ですから
あまり仰々しい広告には注意が必要です。

NPO認定などと書いてあっても
NPOとは非営利団体のことを指すわけですから
そこの認定をもらっているとすれば非営利的にやっているということでしょうか?

治療費を非営利目的で取っているのでしょうか?
それともボランティアでやっているのか?

というふうに、私は捉えますが

そうではなさそうです。


・予約をどこまで入れますか?


来院された患者様の目的にも寄りますが
その時の症状や状態に応じて何回か予約を勧めることがあります。

 

ちょっと疲れていてその疲れをとりたい場合は1~2回で様子見ながら

特定の症状がある場合まずは3~4回来て頂いて状態の変化を見ながら進めることもあります。
先長いの予約を無理に入れさせるところは注意してください。(たとえば2
ヶ月先や半年など)


・店舗の大きいところ、小さなところ


カイロプラクティックは職人技です
店舗の大きいところは数人のスタッフを抱えている事が多いです。

経営を考えた場合
店舗の大きなところはそれだけの固定費・家賃・光熱費、などがかかってしまいます。

つまりそれだけ回転させて儲けを出さなければならないということです。
儲けが出せないところは潰れてしまいます。

治療というのは
真剣に患者と向かい合って
状態を分析したり、
状況を考えながらやっていかなくてはいけません

営利的な考え方ではなんらかの質を犠牲にすることとなります。

しかし、大きな店舗を抱えると
否が応でも、ある程度営利的に考えなければ家賃を払っていけません。

施術者一人でできる範囲は限られているからです。

私は、右往左往した上で自宅を利用することにしました。

分析にかかる時間
施術にかかる時間
問診の時間で
時間は過ぎていくのですから
余計な雑念をなるべく排除するために
なるべく固定費のかからない状況を作り出して
患者をみることにしました

もともと私は経営向きではないことの現われかもしれませんが
設備・勉強・技術には妥協していません
だからこそ質の高いサービスを提供できると思っております。

 

恐怖を煽るような治療院


時に、恐怖をあおって予約を入れさせ
何度も通わせるようなところがあるようです。

予約を入れなければ怒鳴ったり
月に○回来なければ体が悪くなる。
熱心に通わないから体が良くならない、と

信じられませんが、そんなところもあるようです。

例えば、はじめはこのくらいのペースで通ってみてはいかがでしょうかと言うのとは話が違ってきます。

通うのを強制するような治療院は注意してください。
また、恐怖をあおるような治療院にも注意してください。

熱心なマルチ商法などに見受けられることですが○○を飲まないから良くならない
良くならないのは、○○の飲み方が足りないからだ・・・
どこか似ていませんか?


出来過ぎた宣伝にはご注意を!


いろいろな宣伝文句を見かけます

痩せる、小顔などの宣伝文句は基本信用してはいけません。


痩せたければ基礎代謝を上げることですし

腎臓や甲状腺が原因で浮腫む場合はその治療が必要となります。


出来過ぎた話には注意が必要です


そして、低料金すぎるところは素人が施術しているところもあります

求人に未経験者歓迎と載っているところは勉強もしていない未経験者が施術することとなります。